suono della neve

没後 15年記念の 『東山魁夷と日本の四季』 展。
東山魁夷は、「京都は今描いといていただかないと
なくなります。 京都のあるうちに描いておいて下さい」
川端康成から勧められていたことをはじめて知った。
今回の一押しは、その第 3章 京洛四季 にあった 『年暮る』。
真夜中に点在する淡い光が染み込んでいるこの画からは、
雪が降り積もる音 (≒無音) が聞こえてくる気がした。
Ho sentito il suono della neve dalla pittura.


他に気に入ったのは、『緑潤う』 と 『秋彩』。
東山魁夷以外では、『流離の灯』(加藤栄三)は
花火の大きな音が伝わってきてしびれた。
どこでもドアで、花火大会の会場へ身を置いた感じになれる。
雲ってこんな色が含まれている?と立ち止まってしまった
雄大な 『宙』(山田申吾) もおもしろい。
それから、『日本の鳥・日本の花』(上村松篁) の
屏風を目にした時は、こんなのをディスプレイできる
御殿に住めたらなぁ、と叶わぬ夢が頭をよぎった。
Quando ammiro i quadri, posso immaginare
un sacco di cose.