Palazzo Adriano

二か月ほど前、NHKの 「名曲アルバム」で、”ニュー・シネマ・パラダイス” が
流れていた。
ジーンというかジワ〜というか、魔法にかけられたかのようにハートに
しみこんでくるメロディー。
映画 「 Nuovo Cinema Paradiso 」 が公開されたのは 20年以上前なのに、
そんな昔だったとは思えない。
考えさせられるシーンがいくつもあった。
小さな頃から熱中する趣味、良き理解者 (&アドバイザー) がいつも
そばに、親元を離れてでも追いかける大きな夢、理由が分からないまま
連絡がとれなくなる彼女、何十年ぶりかに家族や故郷の人たちに会った時の
複雑な想い、帰郷することになったのは恩人のお葬式、、、
主人公の Toto は、成功した一方で切り捨てたものがいろいろあった。
自分は全く違うレベルの人間ではあるものの、18歳から親元&故郷を離れて
疎遠になってしまっているその点だけは Toto と共通する。
田舎者だけに、心の奥底から愛するそれら遠くの存在に哀愁を感じ続けている。
Rimpiango il paese natio sempre.


この映画は好きなので、DVDを持っている。
単身赴任の頃に久しぶりに観て、Toto の彼女に名前にビックリした。
figila と同じ。
そうだったっけ?という感じ。
figlio も figlia も、外国の方からも呼んでもらいやすいように
italiani の名前にした。
もちろん、日本でも使われてもおかしくない名前。(日本で使われている)
今のところ、二人とも外国好きという雰囲気は全く無い、という状態。
Mi piacciono questo cinema e la musica.