parodia e intertestualità

きのう、東京ステーションギャラリーに行ってきた。
『パロディ、二重の声』 という展覧会。
内容は大満足だし、激混みでも無く、言うことなし。
(しかも、一部の作品を除いて撮影可能)
会場に入ってすぐの "ごあいさつ" から引き込まれた。
ぱ行ではじまることばは、軽薄、卑俗、
幼稚である印象、とのこと。
パー、ピンボケ、プー太郎、ぺんぺん、
ポンコツ、ぷっ。
なるほど、と思った。
この展覧会のおかげで、1970年代に
日本ではパロディが大いに流行していたと
はじめて理解することに。
La mostra "Parody and Intertextuality"
alla Tokyo Station Gallery era molto interessante.


見入ってしまったルソーのパロディの作品群。
横尾忠則に、この種の作品があるとは知らなかった。
お気に入りの岸田劉生模写 (麗子像) は、
グラデーションとなった異質の絵画に。
河北秀也の "営団地下鉄のマナーポスター"、
12点は自分の中でかなりの高得点だった。
『カサねガサねの神だのみ』、『スペース
インベーダー』、『 SHIMATTA 』 など、
ついつい笑ってしまう。
粋な味の効いたポスターは、自分用に欲しくなった。
あと、展示冒頭の 『モナ・リザ・シリーズ』
(特別出品) も最高。
山縣旭 (レオ・ヤマガタ) による 42の作品は、
クイズ感覚でじっくりタイトルと見比べたくなった。
その中に、ムンクが無かったのは少し残念。
とはいっても、本当に楽しい展覧会だった。
Mi sono molto piaciuti vari generi della Gioconda.