Yōkai in the Arts of Japan

ようやく夏本番の猛暑が到来というのに、
きょうはあちこちでツクツクボウシの声。
きのうは、amico と 『大妖怪展』 に行ってきた。
館内のチケット売場がとんでもない行列に
なっているほどの大混雑。
あらゆる時代の作品を鑑賞しながら、
いろんなことを考えていた。
縄文時代土偶を作った人は宇宙人に遭遇したはずとか、
中世には妖怪が実存していたことは確実だとか、
絶対に地獄には追いやられたくないとか。
それから、自分だけではなく、日本人の多くは
妖怪や幽霊が好きなんだろう、とも思った。
La mostra 'yōkai' era molto affollata.


惹かれる作品は多かった。
笑ってはいけないと思いつつ、恐怖とユーモアが共存する
『別世界巻』 には、笑い声がもれてしまう。
地獄で人間が責めさいなまれる姿が、軽妙なタッチで
描かれていた。
'ところてんやの地獄' など。
それから、様々な病の原因となる虫を名付け図鑑化されている
針聞書』 は、愛嬌たっぷりで、実際に存在してほしいと
いう気にもなった。
Non c'erano solo cose terribili, ma anche comiche.


自分としては、妖怪以上に幽霊画に魅力を感じた。
その中でのぶっちぎりベスト2は、
灯台と幽霊』 と 『幽霊図』。
どちらも、まわりから 「恐い」 という声が聞こえてきたほど。
それにしても、あんな幽霊画をどういう目的で
描かせたのか・・・
興味がある。
ちなみに後者は、'個人蔵' となっていた。
C'erano anche pitture di 'yūrei' realistiche.