gusto infantile in treno

朝の通勤電車は、座れるかどうかがいつも微妙なタイミングで毎日ドキドキもの。
3分ごとに電車が来る時間帯なので、ダメなら見送って次に望みをかけて
列の先頭に近い順番で待つことにしている。
その結果として、約1時間の朝の通勤電車でなんとか9割以上は席を
確保できている。
Un posto sul treno è importante la mattina in particolare.


眠気が吹っ飛んでいないバスの中で、絶対に電車で座りたいと思っていた週明け、
そういう時に限って乗客が多かったりドライバーにキレが無かったりで
駅に着く時間が遅くなった。
余談ではあるけど、発進時の加速とかバス停から本線への合流のタイミング
どりとか黄信号時の判断とか、運転手による差は歴然としている。
乗客の数や交通量はもちろんだけど、バスの運転手は、駅までの所要時間を
左右する大きな要因だと常々感じている。
Il tempo necessario dipende dal conducente di autobus.


月曜日、ホームに着いた時点でもうこれ以上は電車を見送ることはできないと
判断し、しかたなく立っていくことにした。
そういう時は、少ない標的ながら学生さんかカジュアルな服装の人の前に
できるだけポジションどりをすることにしている。
サラリーマン姿の人と比較すれば、そういう人は概して降車が早い。
(残念ながら、100%とはいえない)
その日は、制服を着た小学3年生くらいの男の子がクロスシート
(ボックス席) に座っていたので、そこに運をかけてみることにした。
その横には妹と思われる同じ制服を着たとても幼い女の子が席を確保できずに
立っていたので、自分がでスタンバイしたのは正確には男の子の向かい側の
座席の横。
早くも次の駅で、動きが。
その子たちではなく、男の子の前に座っていた人が降りた。
お兄ちゃん (?) の向かい側に女の子に座ってもらおうと思い、すかさず
手で合図をしたところ、「お年寄りには席を譲る」 ようにしつけられて
いるのか、二人して 「どうぞ、どうぞ」 という感じでジェスチャーのお返しが。
コンビでのなんとも可愛い仕草&表情だった。
結局、おやじプレッシャーに屈して、兄妹 (←たぶん) が向かい合って
着席してくれて、満足感いっぱい。
それから 2駅くらいして、二人は電車を降りた。
席を立ち、何度も何度もこちらにお辞儀をしながら後退りしてドアへ進んで
行ったお揃いの制服姿の兄妹、久しぶりに ”カワイイ” という気持ちを
心底から実感。
二人のあどけないワンシーンが、幸せで何だか得した気分にしてくれた。
Gesto dei due ragazzi era infantile e molto carino.