Eikan-do

紅葉といえば永観堂を見逃すわけにはいかない。
今回も期待を裏切らない空間を演出してくれていた。
tinta autunnale con le aspettative
853年に建立の永観堂には、国宝も重要文化財も多数。


京都を出て何年も経つので、「紅葉」 に対し所期していなかったというのが
偽らざる気持ち。
京都に住んでいたころは、20歳前後というのに(お年寄りっぽく?)
桜、新緑、紅葉がダイスキだった。
毎年、季節ごとに心を揺さぶられていたことを思い出す。
Kyoto ha una faccia per ogni stagione.


20年ぶりの紅葉狩りは、自分の中での京都の素敵さを蘇生させてくれた。
赤だけではない。 葉の色はオレンジ、黄、それに緑も。
日本特異の建築物、お寺の瓦葺の屋根、庭の池、どれもが色づいた葉と調和し
画が奥深くなっている永観堂は ottimo だ。
Eikan-dō è brillante!


お寺の中ではお勧めが2つ。
1つは長谷川等伯の襖絵。
躍動感溢れる竹虎図は息遣いが聞こえてきそう。
もう1つはみかえり阿弥陀
掲示されている説明文を読み、社会人となって忘れてしまっていたこと、
考えようとしていなかったこと、軽く見過ごしていたこと、
これらについて自問自答していることに気付いた。
永観堂は、価値の高い拝観となった。
Ci sono tanti materiali da riconsiderare in Eikan-dō.