emergenza

少し前、TVで「ハッピーフライト」という映画をやっていた。
機体のトラブルで緊急着陸、という展開があった。
自分も、緊急着陸を体験したことがあるので、貴重なその思い出を
この日記に残しておくことにする。
それは、ミュンヘン経由でイスタンブールへ移動する19:20発の
フライトで起こった2006年の出来事である。
緊急着陸をした後に上司や同僚にそのハプニングについて
報告したメールが残っていたので、そこから抜粋する。


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〜(前略)〜

19:20発のイスタンブール便はほぼ定刻に離陸したのですが。。。
飲み物がサービスされる前に、機内で「ピー、ピー、ピー、ピー」っと
アラームらしき音が鳴り始め、全く止まらないのです。
ひょっとして、、、
よく考えると機体は水平ではなく、前方のほうが下を向いているようでした。
離陸してそんなに時間が経っていないのに、高度が下がっていってることが
わかりました。
客室乗務員は笑顔で前へ行ったり後ろへ行ったりウロウロ。
アラームがようやく止まって、「電気系のトラブルのためウィーン空港へ
緊急着陸」とアナウンスがありました。
あとは無事着陸を祈るばかり。
予想以上に降下が早くドキドキもんでした。


20:30頃、なんとか着陸。
制動で滑走中、その脇には青いライトをチカチカさせた消防車がたくさん
待機しているのが見えました。
機体が停止すると、そこに約10台の消防車と救急車がかけつけてきました。
写真を撮っている乗客も結構いました。
なかなか見れる光景ではありません。

〜(後略)〜

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消防車、救急車、レスキュー隊など、その空港はまるで映画のシーンの
撮影現場のようであり、今でもあの緊張感は忘れられない。
La sicurezza è la prima cosa.